物語 〜The epitaph〜
オリジナル小説
無駄に元気!シリーズ
Act1.風祭十真の疾走
「ぼくらは既に走っているのさ、この青春という広い平原を!」
 無駄に元気な小学生四人組の赤裸々な日常生活を書いたギャグストーリー、第一作目。
Act2.クマを巡る人々
「あえて言おう、クマであると!」
 相変わらずぶっ飛んだ性格をした十真の一言でそれは始まった。
Act3.飼育小屋熱闘編
 飼育小屋。小学校の魔境。獣臭に満ちる薄暗い空間には、その雰囲気にそぐわぬ恐るべき魔物が潜んでいた……
「コタロー! 今日こそはアンタを倒して、ニワトリ殺しお恵という最強の称号を手に入れてみせるわッ!!」
「いや、やめといた方がいいと思うよ。強そうっていうよりストレスでおかしくなった現代教育のひずみみたいだから」
その他掌編
レディン・ハーツの死
 黒く焼け崩れた家屋の跡と、焼死した人の発する臭気。
 帝国軍士官レディン・ハーツが、かつて幼い日々を過ごした故郷で見たものは、敗残兵狩りを口実にした略奪の跡だった。
運命との戦い。その果てで……
 其れは曲げられぬ運命であった。
 廃墟となった城を朝日が照らす。“彼”は独り。永き戦いの末、運命すら捻じ曲げてようやく得た勝利に酔いしれる。
救世の結末
 一九九九年七の月、約束された終末の時。世界を救った七人の聖戦士がいた。
 傷つき、倒れ、血を吐きながら必死で戦った七人の、その五年後の姿を綴った哀しい物語。

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